釣りを始めてから大人になり、多少のムダ遣いができるようになってからというもの、ひったすら釣り用の靴を探してます。
アタシの陸からの釣りは、スマホの歩数計が8,000歩を超えることはザラ、ひどい時は18,000歩くらい行くほど歩きます。
ただ、いつまで経っても完璧な靴には出会いません。
今回はアタシが選択してきた靴への考えや、遍歴などご覧ください。
色んな靴を試してみました
釣り用の靴…
おそらく釣れるルアーを探すよりも難しい買い物になります。
今までに釣り用の靴を探す条件としていたのは…
- 陸からの釣りで草むらとか歩いてもゴミが入りにくいこと
- 多少の雨でも濡れることなく釣りができる
- 変な足場で足を固定することが多いので、通常と違う力の掛かり方を繰り返しても壊れない耐久性
- 長時間歩いても疲れにくいこと
- できるだけ安い(重要)
- カッコイイ(ある意味一番重要)
こんな感じです。
とりあえずアウトドアシューズ
ゴアテックスとかのやつ、性能は問題ないんだけどなんか好みのが見つけられない。
しかも思ったよりも耐久性が低そう(試したけど実際低かった)。
アウトドアシューズといってもやっぱり軽さが重要視されているので、耐久性に難ありなんですよねぇ。
次にトレランや登山用
耐久性、性能は文句なしなのがあるけど釣りで履くにはゴツすぎる…
トレラン用は悪くないけど、アウトドアシューズのように耐久性が少しね。
しかも登山用の靴って値段高いんですよね…さらに夏は暑すぎる。当たり前よね、雪山行くような靴だからね。
次は短めの長靴
これもコスパとかでは悪くありませんでした。
が、夏は暑く冬は超冷たい。当たり前。
けどね、コレでハイシーズンの旧吉野川水系水路を歩きまくって2足履きつぶしました。
意外と気に入ってました。
ふと思いついたブーツ
ブーツってどうなん?と思い付いて調べまくり、実際に買って釣りで数年間履いていたのがこの「Thorogood Roofer Boot (ソログッド・ルーファーブーツ)」
2022年現在は生産終了となっています、残念。
モンキーブーツと呼ばれ、屋根の上などで仕事をする方用に作られたモノなんだとか。
コレね、まあまあ良かったです。カッコいいし。
冬でも寒くなく、夏は暑いけどまぁどうにか我慢できました。
ではなぜ過去形?
レザーが必要以上に傷ついていくのに耐えらえなくなったの。
ビンボー性なアタシにはムリで、現在はよそ行き用の靴として活躍しています。
このブーツ、アタシが買った時はネットで1万台で買えたのに今は3万くらいしますからね…
たかが釣りには履けんわ…となっております。
トレッキングシューズ
次に試したのがトレッキングシューズ「スカルパのモヒートミッド」
長時間歩くのもボチボチでした。
ちなみにこのモデルも現在は生産終了となっています、残念…
が、これも今はよそ行き用の靴になってます。
なぜ気に入らなかったのか?
アタシの歳的なものもあるのかもしれませんが、履き心地が「軽い」靴って、どこか安定性に欠けるなと感じるようになってきたのです。ソールが柔らかいのは歩きやすいんだけどもっとゴツイ方が安定して結果的に疲れにくいのかなぁ…
あと水濡れには少し弱めでした。
若いころなんてナイキやコンバースで釣りしてなんの不満もなかったし、冬でもデニムにパーカー、根掛かりは泳いで回収だったくらいだから、靴なんてなんでもよかったのです。
歳がいくごとにワガママになってきてるのは否定できません。
釣り用でも全くノーチェックの靴があった
歳とともに狙う魚も少しずつ変わってきて、いつの間にかウェーディングをするようにもなっていました。
が、ウェーダーはナイロンの「非」透湿性。ブーツは一体型。
ウェーダーで10,000歩以上歩くもんだから、一体型のウェーダーブーツがしんどくてしんどくて笑。
それでウェーディングシューズってどうだろ?って調べ始めてました。
で、ふと閃いたのです。
「陸の釣りでウェーディングシューズ履くのってどうやろ?」
さすがにピンソールは極端、フェルトやフェルトピンでもやりすぎ。けどビブラムソールなら全然大丈夫だよな、と。
水の中に入るの前提だから耐久性はそれなりにあると思うし、値段もそれなりのがありそう。
それからしばらくスマホの画面とにらめっこでしたよ。
そして不安はあったけど一足の靴を購入しました。
SIMMSのウェーディングシューズを陸で履くという選択
ウェーディングシューズ最高峰のシムスですSIMMS。誰よ、安いのがいいとか言ってたヤツは。
あと写真撮る時くらい綺麗に掃除して撮らなアカンすね。
正式名称はSIMMS G4 boa boot (シムス・G4ボアブーツ)
定価は35,000円くらいと中級機種リールが買えそうな値段…アタシは型落ちの割引品を買いました。それでも高かった…
これも現在は次のモデルに移行しており、最新モデルはBOAシステムからシューレースに戻っています。
テトラ(消波ブロック)OK、泥が乗った川べりの石もどうにかOKと滑りにくさはボチボチ、決して重すぎないのにガッシリした履き心地。
夏場の暑さは、ウェーディングシューズだから水抜き穴がサイドに開いてて、そこがベンチレータになってめちゃくちゃは暑くならないことが判明。
冬の寒さもなぜか平気。冬の琵琶湖北湖のボート爆走でも問題なし。
水濡れは上記の穴が開いてるために水たまりに入ったら濡れるけど、ソールの高さあるので意外と濡れないし、多少の雨ならビショビショにまではなりません。
耐久性も今のところ文句なし。
ただ、このモデルはBOAシステムを採用してるためにワイヤーの管理に気を使います。
このBOAシステムは履き始めて4ヶ月でいきなりワイヤー切れて補修しています。
が、値段とBOAシステムに気を使う以外はかなり良い買い物をしたなと感じています。
それだけの値段したら良くて当たり前かもしれませんが、イヤ本当に自分に合う靴に会えるのって難しいんですよね。
「靴はいいものを履け」とどなたかが言っていた気がしますが、それは本当かなと思います。
今のところアタシが陸からの釣りで履くのは、このG4ボアブーツになっています。
ソールはビブラム・イドログリップを採用するも、ソール交換ができないためにソールが終わったら靴ごと交換になってしまうのが悲しいところです。
この靴から履き替えになるとしてもおそらくSIMMSブーツを買うつもりです。それくらい気に入ってます。
近年、釣りに使える服なども昔とは比べ物にならないくらい安価でいい品が出てきてて、例えばワークマンは本当にいいと思います。
が、靴はどうなんでしょう…試したことないですが、靴だけは思い切って高いのを買った方がいいのかもしれませんね。