おかげさまでこのブログも思っていたより多くの方に読んでいただけています。
ただね・・・2022年1月現在の話ですが。
「グーグルアドセンスの審査にまだ合格してないのよ…」
収益型のブログにしたのにね、収益化できてないの笑
だから今は広告とか全然出てこないはずだから、読むなら今のうちに読んどいてくださいw
さて今回はトレブルフック(トリプルフック)の話ですが。
いつもにも増して「また大きいことを…」と言われること必至です。
この数年、リューギのピアストレブルが発売されたあたりから再びトレブルフックはどの銘柄がベストか?という論争?が始まりました。
2021年末時点では、ピアストレブルとイチカワのカマキリが人気かなと感じてます。
アタシが愛用するトレブルは?今回も少し変わった視点からブっ込んでいきます。
とりあえず答えを先に書いておくと「がまかつUSAのブロンズカラーのトレブルが神」ってことです。
トレブルフックで大切な要素は?
釣り針は古来よりアングラーを悩ませる人類の英知…
針の話になると、ほんっとに全員が違う意見を言い出して全く収集が付かなくなります。
何を重要視するかで全く変わってくるし、ホントに奧が深い…
釣針、フックというのはいくつかの仕事をしてくれる道具です。
仕掛けに口を使ってきたサカナの口、または口付近に針を引っ掛ける機能。
掛かったサカナが水上に揚げるまで逃がさずに保持する機能。
ここから細分化していきます。
- サカナのどの部分に針が掛かりやすいか?(針先の形状)
- サカナに逃げられないためにどんな保持をするか?(フトコロ・ゲイプ・ギャップの形状、カエシの形状)
- サカナに針を伸ばされないための強度(線径、針先からフトコロまでの形状、フトコロの形状など)
パっと思いつくだけでもコレだけ。
他にもまだまだ針に求められる機能はあると思いますが、特にトレブルフックは全ての要素をどこでバランスさせるか?その部分がかなりシビアなフックだと思います。
トレブルフックはかなりややこしい
トレブルフックというのはかなり難しい針です。
だってね、一本の針に3ヶ所も針先がついてるんですよ。
例えばグレ用の針。
一本の針なのにとんでもなく種類ありません?
オキアミをつけて漂わせグレの口に針を掛けるだけなのに、とてつもない銘柄の多さ。
もちろん、どの針にも期待される機能への要求が少しずつ違うからあの数の多さになっているのです。
対してトレブルフックはどうでしょう。
あそこまで細分化されてるでしょうか?
バス釣り(ルアー釣り)においてトレブルフックは制約が多いのは間違いないのでしょうけど、それと同時に「エンドユーザーがそこまでの種類を求めていない」というのもありそうです。
重量や大きさ、刺さりやバレにくさ、強度など…皆さまが気にされてるのはこんなところでしょうかね?
もちろん上記の要素でも、際立たせたい機能の組み合わせ次第ではとんでもない種類のトレブルフックが必要です。
アカン、書いてて分からんくなってきたから本題です。
アタシがトレブルフックに求める要素の中で最も重要視する点は「サカナに嫌われにくいこと」です。
なんのこっちゃ?ですよね。
フックをサカナは嫌う?
ええ、嫌うタイミグは間違いなくあると思います。
では針の何を嫌うのか?ですが、アタシはやっぱり「音」ですよ。
ゴメンねワケ分からん事ばっかり書いて。
針を嫌う時というのは、ルアーから発生する「余計な音」を気にしているタイミングだと思うんです。
ルアーに興味を示して寄ってきて、バイト寸前でルアーから発せられる音を気にして見切る。
水中ではもしかしたらそんなことが起こってるかもしれないのです。
そんな時に余計な音が出にくいフックがあったら?ルアーの仕事を邪魔せずにサカナに食ってもらえるなら?
それが冒頭に書いたがまかつUSAのトレブル(ラウンドベンド)のブロンズカラーです。
このフックの存在を知ったのは、10年くらい前にバスフィッシングが上手くなりたいとの思いでひたすらにフィールドとネットの世界を行き来してた頃で、琵琶湖の凄腕アングラーさんが自身のブログでこのフックを紹介してたのを見つけたのがきっかけでした。
このフックの違いを確認する方法があります。
まず全く同じルアー、カラーも同じで重量の誤差もほとんどないモノを2つ用意します。
できればノンラトルで、低速でも激しく泳ぐルアーがいいです。
そして1つのルアーには手持ちのテキトーなフック、もう1つにはこのフック(なければ検証したいフック)を装着して、一緒にお風呂に入るのです。
湯船に潜って耳の中の空気を抜いて、2つのルアーを泳がせてみてください。
一番よく聞こえるのはスプリットリングとフックから出た音だと思います。
本当はそういった音が中空プラスチック製のルアーの中で反響して聞こえている音だと思います。
これめっちゃヤバい書き方。ウッドルアーが釣れる理由。
USがまのトレブルはね…この音がかなり小さいんですよね。しかも「シャラシャラ」と音が軽いの。
この静音の効果をね、きちんと検証したことは無いんです実は。
同じフィールド、同じスポット、同じタイミングに、全く同銘柄、同じカラーのルアーを全く同じように使って釣果に差が出るか?
こうしたことを何度も何度も繰り返さないと検証はできないので、いまだにこの針の効果を完全に実感したわけではありません。
アタシはルアーで一番大切なのは「アクション時に発生する振動(音)」だという理屈を第一に考えているので、その理屈でいくと、このフックが有利になる場面もきっとあるだろうと、妄信的に使っているのです。
説得力ないですかね?
じゃあ、ルアーのカラーって完璧な理論の元で選択できていますか?
それと似た話で、信じる者は救われるレベルの話として捉えていただければです。
ただ、こういった非常に細かな要素でもそれが積み重なっていけば結果として表れるのはまちがいないので軽視したくはないです。
あの人が勧めてるから…では×なのがトレブルフック
トレブルフックが担うべき仕事というのは、上記に書いたように本当に多岐に渡ります。
そのため、どの要素を重要視するかで選択する銘柄がコロコロ変わるのが当たり前。
それなのに「あのプロがススメてるから…」的なことでトレブルフックを選ぶのは、自身のアングリング(釣りに対する考え)を放棄してるも同然。
針というのはそれくらい大切な道具なのです。
そういった考えの元、アタシがバス狙いで選択しているフックはUSがまかつのトレブルフックです。
ちなみにこの針、針先の鋭さはとてつもないもので、アメリカでは「クレイジーポイント」と呼ばれていたくらい評価を得ています。
日本でイマイチこの針が評価されなかったのは「ひたすらに錆びやすい」ということが原因だった可能性があります。
が、海で使うならともかく、錆びやすいだけでこの針を敬遠するのはもったいない。
興味がある方はぜひともお試しください。