3/9 旧吉野川
7:00~16:00
ほぼ凪~昼から南東サラサラ
透明度 1.5~2m
水温11℃
3/12 吉野川
6:30~18:30
ほぼ凪~南東それなり
透明度 1.5~2m
水温13.5℃
今春は少しまともにバスやってます。
旧吉野川の冬水位もそろそろ終わり、三湛二落(さんたんにらく)が始まる頃。
それまでに早春の旧吉野川本線をやりたいなと久しぶりに思って、平日に出撃です。
この時期にちゃんとやりたかったのが「浮かせてくる釣り」
本当ならジャークベイト、スピナーベイトなどが王道。
ただ、どうせならデカいのを狙う釣りを習得したい。との思いでS字を主軸にしてみます。
ところで本当に「自分に合うS字」って見つけられてます?
ご自身が通うフィールド、そして自身が好む動きや操作性、サイズ感…
そういった要素にドンピシャ来るS字ってなかなか見つからないことないですか?
アタシは釣り上手くないので、そういった思いが強くありました。
だから自作を始めて、ようやく動きだけならどうにか妥協できるモノを作れるようになってきました。
今春に使いたいS字…
そういった事をイメージしながら10日くらいで作ってみました。
見た目は相変わらずババちい…。
塗装もコーティングもボロボロですが、思ってる動き的には65点くらいの出来。
気には入ってないけど、使うには我慢できるくらい。
7インチ2.5ozくらいのつもりで作ったけど、8インチ3ozくらいになっちゃった。
コレを動きのテストもせずにイキナリ実践投入。
まぁ、S字のようなタイプのルアーであれば、数を作ればこういったデザインならこんな方向性の動きになる…ってのはある程度解ってきたので、まぁ大丈夫でしょうと。
とりあえずコレを投げながら様子を見ていくと…
偏光越しに見えるコイの様子は…
人が近づいても気にしないで底を漁ってる。
「あ、これはもしかしたら今日いいかも…」
コイやフナが水辺に立つ人に対しての反応で、バスの反応にも参考になることがあります。
コイとかが人の接近でビューンって逃げない時ってバスも釣りやすい傾向があります。
水中の情報伝達の差なのか、水中の生物のテンションなのかは分かりませんが、コイとかがビューンする時って、バスも同じような反応する時が多いと思ってます。
で、数投目で40少々がチェイス。
コイツも人をあまり気にせずS字をやたら気にしてる。
が、食わせられず。
その後もポロポロとチェイスはありますが、サイズがねぇ。
そのまま丁寧に打ち続けていくと、目の前3mまで巻いてきたS字に2匹のバスがチェイス。
両方50あるなし。
岸際ゴロタの窪んだところにゆっくりS字を持っていってバスの動きを見ながらジャーク、食った★
エエサカナですわ。
イマイチな自作ルアーに食ってくれたバスちゃん、ありがとうね♪
自作のルアーで釣れたら嬉しい、というお話を聞くことが多いです。
が、アタシは嬉しいとはあんまり思いません。
だって市販品で釣ることができないくらい下手なので、自作するルアーというのは釣れるように作ってるのが当然だからです。
何をもって「釣れる」のかは本当のところは解りませんが、それでも30年近く釣りしてると、当然釣れそうな要素というのは経験で(自分なりに)解ってきてるのが当たり前です。
その感覚に沿うように自作するので釣れて当然。でなければ自作する意味はないというのが自身の思いですね。
エラソーに感じられるかもしれませんが、30年釣りしてたらそれくらいは「誰でも」できます。
あ、見た目の綺麗さは30年釣りしてても綺麗にできませんw
もうちょっとマシにできるようにします。
ま、そんな感じで続けて打っていくけど追加はできず…
チェイスはそれなりにあるんだけど、時間の経過とともにやる気がないチェイスに変わってきてます。
さらに本日は最低でも水面から1mくらい、基本は1.5mくらいまでタナを落としてでないとバスが浮いてくれん感じで、けっこうスローな釣り。
うーん、簡単じゃないなぁ…
と、こんな感じで結局バス15本くらいのチェイスはあったけど食わせられず。
デッカイコイのチェイスも何度かあって、自作のS字はもう少し煮詰めてもいいかなと感じました。
ということで9日は一本だけ。
金曜、土曜は最高気温が20℃を超えるような陽気日。
そして迎えた日曜は、知り合いのジョーくんと吉野川。
ジョーくんは5歳以上年下だけど、釣りのアングルは確実に同じ方向を向いてると感じられる相手です。
アタシに対して「大ちゃんマジで凄いっす」って話してくれるけど、釣りのウデはアタシと違って一流だろうがよ…
そんな一緒に釣りをして楽しいコと一日回りました。
途中からジョーくんの知り合いである「あーさん」も合流しての釣りでした。
感じ的にはプリスポーン中期かな…ってところ。
アサイチにジョーくんが55クラスを見つけてアタシがS字で横取りアプローチ。
が、食う感じのチェイスではなく…
それくらいで陽だまりの中でくっちゃべってると…
ジョーくんから聞いてたけど、この数年このサカナの気配がかなりしていたんだと。
それに関連するのかどうかは分かんないものの、旧吉野川でも3年くらい前から冬季はカイツブリ系の鳥が増えたな~って感じてたんですよ。
カイツブリ系って確か中層を好む小魚が主食的なイメージがあって、そういった小魚が増えてるのかな~って思ってましたが、もしかしたらこのサカナがその理由の1つなのかもしれませんね。
ジョーくん以前に知り合いの周りでこのサカナが増えてるって話聞かないですか?って聞いたみたところ、周りからは一笑されたらしいです。
が、実際はジョーくん間違ってない可能性高し。
やっぱり第一線にいる人の見識は確かですわ。
そんな感じでこのサカナについて盛り上がったりお互いの自作ルアーを泳がせて遊んでると、あーさんがジャークベイトで45クラスを捕獲。
お~!!
羨ましい…真面目に釣りせんとアカンなぁ…
ちなみにあ~さんその後も数本追加…
ジョーくんもそうだけど、あーさんも吉野川の釣りをきちんと理解されてます。
アタシも吉野川は大好きなんだけど、それでも近年はバス相手には基本旧吉野川でいたので、吉野川と旧吉野川の微妙な特徴差に対して合わせていけてません。
それがお2人の釣りを見てるとてきめんに感じました。
吉野川でちゃんと釣るには、吉野川の感覚をつかみ直さないといけませんわ…
そして夕方にジョーくんが…
すいません、背景との絡みから画像は載せられませんが、ジョーくんが50半ばで3300のいいサカナを。
いや、マジで画像載せたいくらいいいサカナでした。
これ、実はアサイチに見つけたサカナで、それを夕方入り直して食わせた(と思う)んです。
食わせたのは、これまたジョーくん考案のライトリグ。
春が進行してくるとライトリグがデカいの獲るキーになるよね。って2人での共通意見。
なので、2人ともこれからの季節はライトリグを使う流れなのですが、ジョーくんとアタシの使うライトリグには明確な差が。
アタシは線、面を横方向に探っていくタイプのライトリグです。
こんな感じの仕掛け「うずしおリグ」です。
コレのコンセプトは、フラット気味(緩やかなブレイク)のボトムを広く探って沈みモノ(春のバスが気にするスポット)を探して食わせていくリグ。
そうです、旧吉野川的な感じ(テトラ除く)なんですよ。
対してジョーくんのは、もっと吉野川的な仕掛け。
タイプ的には線で誘うというよりはもう少し縦方向に使えるリグ。
55クラスとはいえ、たった一本釣っただけでここまで書くか~って感じかもしれませんが、アタシ的に釣れたこのサカナは相当気難しいなと感じた個体でした。
自身の釣りのウデで、当日に釣れるとは感じなかったサカナ。
それをやるかキミは、そしてそのリグは…って感じたのです。
釣れたあとで気になったので詳しく動きを見たりコンセプトを話してもらうと…
なるほど、プリの気難しいサカナを釣るのにそれがありましたかー!!って。
これは大いな刺激になりましたよ。
見た目的には派手じゃないけど、ちゃんと理にかなったリグ。
他の人のメソッドに対して感激することってあまりないんですが、コレはかなり凄いと思いましたね。
「ぜひ一緒に検証してください」って話してくれたので、アタシも尊敬を持ってこのリグを検証させてもらいます。
うずしおリグがこのリグに並ぶかどうか…多分やられそう…
今春はもう少しバスやってみましょうかねぇ。
そんなこんなで、今回も楽しめた釣りになりました。
…しかしアタシの釣果ショボいな~
もっと上手くなりたいですわ…