釣りにおける偏光レンズ(偏光サングラス)の話です。
アタシも偏光がなかったら釣りにならない…とまでは言いませんが、現場には必ず持っていく道具です。
で、この偏光グラス。買おうとしても有名どころは高く、ヘタすりゃ竿買えるようなのもあります。
そして今回の主題になる「レンズの色」
これも何がいいのかさっぱり…
調べても最後には「個人によって見えやすい色が違うから試してみないと…」
そんなことは分かった上でそれを踏まえて聞いとるんやって。
と、アタシもこういった道を辿ってきて今に至ります。
結局は自分で買って試すしかないのですよ…
で、アタシが試したレンズやレンズカラーを紹介しておきます。
悪いことは言いません、タレックスにしときなさい
釣りされてる方で偏光レンズのことに興味がある方なら誰でもが効いたことあると思います、タレックス。
アタシのブログには釣りに対する知識が浅めの方は来ないと思ってますが、もし、偏光レンズに置いてイチから調べてる…という方には1つだけ言います。
まず安物は買わない
レンズ込みで5000円。これくらいの値段でもあきません。
こういった偏光を若い時に数年使ったことがありましたが、もう一度言いますね。
悪いことは言わんので、タレックスにしときなさい。
けどな~、タレックスレンズが入ったサングラスって高い…って方。
お分かりかと思いますが、タレックス製品はフレームデザインが限定されるものの、手持ちのフレームや好きなフレームに好きなレンズを入れられます。
手持ちのフレームにレンズだけ入れるなら、どうにか我慢できる値段でできますよ。
アタシもそういった「お気に入りフレームにレンズを入れる」ことを長年していて、その依頼はこのお店、徳島県在住の方なら光陽さんで。
昔からこのお店でお願いしてるだけで、店員さんとは全く仲良くさせてもらってるとかはなくて、純粋にここかな~と思うだけです。
レンズカラーは何がいい?
今までアタシが試してきたタレックスのレンズは…
- イーズグリーン・ハードマルチコート(プラスチック)
- アクションコパー・マルチコート(ガラス)
- ラスターブラウン・マルチミラーコートブルー(ガラス)
- ラスターブラウン・マルチコート(ガラス)
以上4点が所有で、下が借りて現場で試したものとなり、カッコ内はレンズの材質です。
- イーズグリーン・ハードマルチコート(プラスチック)
- ラスターブラウン・ハードマルチコート(プラスチック)
- トゥルービュー・マルチコート(ガラス)
- トゥルービュースポーツ・ハードマルチコート(プラスチック)
- ビスタイエロー・ハードマルチコート(プラスチック)
ここまで試して解った?ことがあります。
それは「人によって見やすいのがグリーン系とブラウン系に分かれる」というのがありそうだということです。
ちなみにアタシのスペックは…
運動神経…中の下~下の上
瞳の色…少し薄めのブラウン
視力…裸眼は0.1以下、コンタクトレンズにより1.2~1.5程度に矯正です。
そんなアタシに現在ばっちりハマってるのは「ラスターブラウン」になります。
で、バス釣りの場合だとアタシが辿ってきた道は…
サカナが見たい!!
↓
地形やウィードが見たい!!
↓
ってか全部見たいw
となってきました。
さぁ、ここから試したレンズカラーの紹介です。
サカナが見たいならイーズグリーン
(以下のレンズ画像はタレックスより)
あくまでイメージですが、水質問わずに浮いたサカナを見つけるのはこのレンズが一番見やすかったかと思います。
アタシはこのレンズを10年間くらい使用して、春夏秋冬、晴れた日も、曇りも雨も、雪も日陰も日向も、海も川もダムも池も全ての状況で使ってきました。
なので、偏光レンズはコレがベンチマークとなっています。
で、釣り方が「ブレイクを第一の基点」として考えるスタイルになってきました。
ここで地形が見たい!!との思いになっていき、さらに、それから初めて琵琶湖でサイトフィッシングをした時の話になります。
春の南湖西岸。そこの色は黄色っぽい真砂土な色。
天気は曇りのち晴れみたいな感じ。
水深1.5mくらいで巣を作ったバスが、イーズグリーンをかけたアタシだけ全く見えなかったのです…
その時はガイドさんにお願いしての釣りで、ガイドさんはライトブラウン(タレックスだと多分ラスターブラウン)をかけており、この偏光を借りて湖面を見たら…
めっちゃサカナおるやん!!!!
イーズグリーンを引退させる決意をした瞬間でした…
次はアクションコパー
実は前述の琵琶湖での出来事のあと、ガイドさんにはラスターブラウンを薦められたにも関わらず、そのアドバイスに逆らって買ったアクションコパー。
これで一年間過ごしました。
コントラストすげぇ!!
めっちゃ底が見える!!
近所のフィールド、どマッディの打樋川でも見えなかったものがどんどん見える!!
しかも、底にうごめくサカナも見える!!
と、次の春はだいぶ助けられましたねぇ。
が、春の旧吉野川にボートで出た時のお話。
知り合いはラスターブラウンで天候は曇り。
今切の産卵エリアで散々かけ比べした結果は…
ラスターブラウンがわずかに見えやすかったのです。
地形だけを見たいならアクションコパーでいいんだけど、総合的に見たかったらやはりラスターブラウンなのか…
ま、まぁ!!曇りだったからだよ!!
晴れた日のサイトなら負けんぜ!!
じゃないと…せっかく買ったアクションコパーがムダになっちゃうじゃないか…
と、アクションコパーの底力を確かめるために一年間見まくって体をレンズに慣らして挑んだ琵琶湖チャレンジ。
イーズグリーンより底にいるサカナもウィードも見える!!
い、意外と大丈夫じゃんか!!!!
と、初めはこんなカンジだったけど、次第にアタシだけ見えかたに差が…
琵琶湖南湖西岸の比較的クリアなエリア。
その日の水深おそらく2.5~3mくらいまでは見えてたけど、それ以上の深さにいるサカナが見えん。
アクションコパーはコントラストが高すぎるからなのか?水中になる「わずかなチリ?」のようなものが浮かび上がるように見えて、それが邪魔でより深くまでは見えなかったのです。
ライトブラウン(ラスターブラウン)ならまだ30cmくらい深く見える。
なんてこった…シャローならいい勝負だったのに…
やはりラスターブラウンなのか…
とうとうラスターブラウンにするも…
で、その悔しい経験を経て、とうとうラスターブラウンを導入。
がしかし、がしかし…
この時、変に色気づいてミラーコートをしてしまったのです。
だってミラーコートってカッコいいでしょ?
ノーマルのラスターブラウンと比べて、見える色合いに少し黄色がかり、少し暗くなってました。
ミラーコート特有のレンズの裏写りも帽子をかぶらないと結構気になる…
そして、またしても春の琵琶湖にこのレンズを持っていきましたが、当日は曇天のローライト。
午前中の北湖、クリアウォーターで見えないことはありませんでしたが、午後からの北湖より透明度が下がる南湖では、曇天の白い反射で見えにくいものがありました…
ミラーコートはカッコだけです
上記に書いたようなここまで差が出る時って、悪条件でサイトしない限り大丈夫なので普段はミラーコートでも大丈夫なんですが、ホントに本気でやるならアタシはミラーなしです。
材質はガラスとコーティングを
見出しの通りですが、タレックスレンズの材質は、プラスチック、ガラス、カッチュウとあります(度なしの場合)。
カッチュウは試したことないのですが、プラスチックとガラスレンズには、確実に差があり、文字で書くならプラスチックはガラスに比べて「薄い膜が一枚入った」ようなクリア感に差が出ます。
ガラスの方が見えるのは確かなんですが、ガラスを使えるカラーってトゥルービュー、ラスターブラウン、イーズグリーン、アーシーブラウンしかないんですよね…
いつか試してみたいラスターオレンジも、ガラスレンズのラインナップがないために二の足を踏んでいます。
ハードマルチコート(マルチコート)もやった方がいいですよ。
全然違うまとめ
ここまで書いてなんですが、ヒトって自分が思ってるより実際にはかなり「見えてる」んですよね。
どういうことか?
目に映る情報としては、ちゃんと見えているのですが、それをアタマが「サカナ(見たいモノ)」と認識できていないだけってことがかなり多いのです。
じっと見てると「いつからそこにいたの?」ってサカナに気づいた経験がある方も多いと思いますが、それって視界に入ってたけど、それを「サカナ」と認識できていなかったんだと思います。
なのでここまで書いて全然違うまとめになりますが、偏光を選ぶ時は「見やすいレンズ」って選び方じゃなくて「自分になじみ易く、認識しやすいレンズ」って選び方をすればいいんじゃないかと。
感覚的な話になりますが、アタマの認識能力が高い方は明るいイーズグリーンなどのグリーン、イエロー系が合っていて、アタシは多分認識能力がイマイチなのでwそんな中でもサカナを認識させやすくしてくれる?ラスターブラウン系がいいんじゃないかなと思ってます。
現在アタシはラスターブランのガラスレンズにマルチコート、ミラーなしという本気仕様にしています。
私感ですが、トゥルービュー系は可もなく不可もなくなので却下。
ビスタイエローは明るいけど、イーズグリーン以上に目が疲れるので却下です。
いかがでしたでしょうか?
サカナ全然釣れませんが、少しは役に立つ情報となれば幸いです。