この3月は久しぶりにバスをちゃんとというか、先に繋がるような検証ができました。
以前知り合いになったジョーくん、あーさんと3人で何度か1日中ご一緒させてもらい、この時期のサカナの動きを再度確認することができる場面が多くありました。
これは一人でやっていたらおそらく掴めなかった要素も多くあると感じ、他の方と釣りができることの大切さというものを改めて感じられました。
それは釣果だけではなく、同じ方向を向いている方と目いっぱいサカナとフィールドと釣りのことを考え、話し合える時間を共有できたというかけがえのない経験。
そして、徳島で最も難しいとも言われる吉野川でその時間を共有できたのは本当にありがたいものでした。
昨今のSNSで見かけることの多い感じの釣り…
アタシは古い人間なので、そういった現状の雰囲気にはどうもついていけないのです。
なにが?と言われたら難しいのですが、ちょっと強めの自己顕示欲というかなんというか…
この年(40歳になったよ)になってきて30年近くも釣りをしてると、目先の釣果みたいなのはけっこうどうでもよくなってくるのです。
それよりも他の方でいえば、どういった考えを持って釣りをされているのか?
そんなことの方がよほど興味が出るのです。
いわゆる「アングラー」と呼べる方と付き合いたいのです。
釣りをただ消費しているような感覚ではなく、釣りを通して豊かな人生を送ることや、自然との調和に重きを置くような考えの方に対して、本当に尊敬の念を抱きます。
そして、そういった方のようになりたいなぁと感じます。
一般ウケしないことを書いてるのは百も承知です。
解ってくれる方だけに解ってほしい。
そんな思いで書いてます。
で、釣果は?
今回の釣りでようやく…といった体たらく。
ポストスポーンのメス。
産卵管を押すと卵がポロポロ、そして頭部にはオスのキスマークがたくさん。
釣れたのはいつものコレ。
ウェイテッドな「うずしおリグ」
これで地形変化を探しつつ、怪しいスポットではポーズ。
このメスは産卵休憩中にいてるスポットか、巣付近かな?って思う感じの場所でポーズさせてると食いました。
そういった場所を探していくために仕立てたリグがこれです。
このサカナ、計ってくれた重さは3キロないくらいで、2キロ弱くらいのドラグを掛けたスピニングで特に主導権を渡すこともなく決着。
フッキングがちゃんと決まったか確定的ではなかったので強引にやり取りしたのですが、ジョーくんやあーさんからは「フロロ5ポンドでその速さで獲れるんですねぇ」とお褒めの言葉をいただけました。
それなりのデカさのサカナが掛かる可能性がある釣りをしているので、そのために完成させたメインラインの5ポンドにフロロリーダー10ポンド、このシステムの陸上での破断強度は2.2キロという「柔よく剛を制す」的なスピニング。
アタシもたまにはデキるのよ。
とにかく春爛漫な釣りでした。
今回の釣りは自身のメンタル的に少々ヤバかったのですが、じょーくん、あーさんのおかげでダークサイドに落ちずに癒され、この一本は色々と記憶に残るサカナになると思います。
サカナの季節的な進行感はおおむね例年通りです。
今春は昼夜の寒暖差が激しく、3月上旬でも昼間の太陽がサンサンと降り注ぐ時間帯は半袖でもイケるんじゃね?ってくらいの陽気が続いており、いつも思うように「今年の産卵は早いのかなぁ」と思いも、ふたを開けてみればやはり例年とそんなに変わらない気がしています。
桜の花は舞い、新たな生活が始まる方もたくさんいらっしゃると思います。
なかなかうまくいかないことも多いですが、嬉しいも哀しいも生きている間だけ。
楽しんでいきましょう。
最近のルアー製作状況。
謎のサカナ用に作ってる9インチ5オンスクラスのスタンダードなS字。
塗装とかの見た目はホントに気にせんとって イヤァ…
行程的にあと数日で出来上がりで、今週末に予定している久しぶりの高知行きに持ち込んでみます。
それではまた。