謎のサカナについて




このカテゴリでは、主に国道55線沿いに位置するエリアでのあるサカナについて記しています。


まず、この場所を訪問していただいた方に対して自分勝手で申し訳ないですが、自身の方向性というかこのサカナについての心構えみたいなモノを知っていただきたく思います。



2015年ごろ、バス相手に自分の中でのスイムベイトの釣りを確立し、バス釣りで積み上げてきた考えや技術を使って自分が納得できる釣り方で狙いたい、との思いから、その考えを100%ぶつけられる相手はこのサカナだろうと狙うことを始めました。




このサカナ、本来であればこの辺には「いない」とされていた種ですが、どうやらいるらしい…という噂を頼りにこの釣りを始めました。


そして現在、自分の中ではほんのわずかですがどうにか結果も出て、このサカナに対する知識は少しづつ増えてきています。


もし、これからこのサカナを狙われる方がいらっしゃいましたら一つの提案をさせていただけたらな…と。




できるならば情報を可能な限り遮断して、ご自身の体一つでフィールドに立ってこのサカナのことに向き合って欲しいのです。




今の時代に何故そんなナンセンスなアプローチを?




失礼な書き方になりますが、現在のご自身の釣りを少し思い返していただきたいのです。

皆さまがやられてる釣りで自信を持って「この釣りに関して、俺の釣りはこうなんだ!!」って胸を張って言えるものはありますか?




誰かがやっていたサカナ

誰かが使ってたルアー

誰かがやっていたメソッド…



どこかで仕入れてきたそういったものばかりが結果的に自分の釣りになっていませんか?



それが悪いわけではないですよ。


しかしそういった釣りを続けていると、どこかシラケるというか飽きるというか、心の底から「ヤベェ!!」って感じることが少なくなってきてませんか?



そして釣り自体から離れてしまったり、離れていなくても惰性でなんとなくやってるだけ…ってなってませんか?


こういったこと書くアタシ自身、完全なオリジナルであるという釣りはありません。


でも他の方には胸を張って話せる釣りはある、と言えます。


例えばですが先に書いたスイムベイトの釣り。

これは誰に対してでも、たとえプロと呼ばれる方相手にでも自信を持って話すことができます。



その内容が合ってるかどうかは知らんけどね。


皆さまにそういった釣りがありますでしょうか?

すんません、生意気言って…


このサカナ関係ないやん?ってなってきてますが、情報をできるだけ遮断して狙うという、今の流れから完全に逆行するこの行為そのものが素晴らしい経験になってくれると思うのです。


そうした行為こそ「あの時を乗り越えた自分なら今回もきっと大丈夫」と、この先で自分自身を支えるものになってくれると思うからです。


今、県内におけるこのサカナのことをネットで調べてみても、釣果に直結するようなモノはあまりないと思います。


いつどこで釣れるのか?

どんな状況で釣れるのか?

どんな仕掛けがいいのか?


そういったことを自分の体で実際に1つずつ調べていく…

そういった釣りをしていただきたいのです。



アタシ自身、そうしたやり方でこのサカナとは向き合ってきました。


そういった釣りをやってきた感想はですね「とんでもなく面白かった」と心から言い切れるもので、できれば他の方にもこれを体験して欲しいと思うからです。



何日もアタリすらない日が続くと思います。




心が折れ、途方に暮れる日もいくらでも出てきます。




他のターゲットに心変わりすることも少なくありません。





しかしそれでも諦めずにやり切り結果が出た時、おそらくですが初めて魚を釣った時のような大きな感動、そして一生忘れることがない素晴らしい記憶として残ってくれるでしょう。


そんな体験ができる。そしてそれを与えてくれる相手…


日本固有種。


圧倒的な迫力を備えた神秘的な外見。

大きさ重さ、食わせること、掛けること、ランディングすることの難易度など、
自分の力量を計るにはこれ以上ない相手です。



このブログは「報酬型」の形を取っています。




ニッチなジャンルになりますが、県内のこのサカナの情報を堂々と紹介していけばそのコンテンツとしてはおそらくアタマ一つ抜けたモノができると思ってます。





が、それはお隣の県が歩んできた道を知った上でやるなら、ともするとその歩みに泥を塗る行為になるやもしれません。



そしてもしアタシがこういった場所で大々的にやってしまうと、当県の現状ではどうなってしまうか?



見える未来は明るいものでは決してないでしょう。




が、だからと言って色んな事が分かり始めた身にとって何も書かずに口を閉ざすのもどうなのかな?と思い、この場に記すことにしました。




もし、これから県内で狙ってみようと思われた方が偶然にもこのブログを見つけていただけたらありがたいです。


そして、できるなら前述したように、このサカナはできるだけ情報を閉ざして狙うことをしていただきたい。




そしてできるならこの先も私たちの子供、またその子供たちも狙い続けることができる相手でいてくれるよう、色々な配慮、考えを持って接していただきたく思います。



2021年現在、このサカナに対する注目度は凄まじい熱量となって伝わってきています。



このまま惰性で特に何もせずに放置しておくと当県のフィールドはお隣ではなく、九州の県の跡を辿ることになるのは明白です。

地元のこのサカナを守るというか、いつまでも今のまま、できることなら個々がひっそりと闇に紛れて狙うような相手でいて欲しい…



そしてフィールドでこのサカナを狙う人がばったり会った時、いい意味で刺激しあえるようなやり取りができる感じであって欲しいというか。

サカナと、それを正々堂々狙う人たち、それが住まう環境などを誇りにしながら話し合えるような状況になってほしいと勝手ですがそう思っているのです。


いつか県内のこのサカナのことが白日の下にさらされる時、その時はどの立場の人であれ、みんなが笑顔でその日を迎えられるように…これがアタシの願いです。



お隣の県の方が発した言葉でアタシがとても気に入ってるのがあります。

「これがアカメか」

「これぞアカメよ」


実際にこのサカナと対峙してみると、この言葉の深さが分かるはずです。



このサカナは釣ることだけではなく、色んな「難しさ」を秘めた相手です。



このサカナの未来が、ある意味当県の釣りの未来になるかもしれません。




良識や節度、マナーやルール。



フィールドでお会いした際にはどんなことでも構いません。



色んな方とこのサカナやこれを取り巻くお話をして行けたらと思っています。


あなたがいつも何気なく通ってる道の側にある水辺。

もしかしたらその水面下には人知れずにとてつもない大きさのサカナがいるかもしれない…

アタシが住む町では、それは決して大げさな話ではないのです。



今の時代にそんなことがあるのか?


そして、その存在を証明するために独りで自然と対峙してみる。

もしこのサカナに挑戦してみるなら、ぜひこういった世界観を持って挑んでいただきたいと思います。

変なことばっか言って申し訳ないですが、コレがアタシの考えです。

フィールドでお会いした際にはよろしくお願いします。