釣行記前半はコチラ
★13日 日曜日
超刺激的な夕方を過ごした翌日の午前5時。
4時間ほどキッチリと寝て起床し、勝負の場所へと向かう。
この瞬間に限ってはデカイのを釣りたいとかではなく、とにかくアカメをきちんと釣る、食わせられる方法を自分なりに確立したい…そのためには、まだあの状態にいるサカナがそこにいてくれよ…
と祈るようにエリアに入り、核心場所を外して打ち始める。
核心場所は時合いが訪れてから…
そして迎える夜明け。
昨日得た知識をフル動員して、細心の注意を払ってアカメに仕掛けていく。
核心場所付近に入ってアプローチを始めると、徐々に出てくるバイト。
小さいし、画像ブレブレだけど正真正銘「食わせた」サカナ。
藤四郎のアニキ、この画像でそうだと解るでしょう。
そのあともバイトは続くけど、なかなか掛けられないのが続く。
バイトが遠のき「タナ下げてみるか…」と投入した10XDに再びバイトが出始める。
これも確実に「食わせたサカナ」
カンタンに書けば、流れの中で操作して食わせている感じです。
ゴメン、核心を書けず…
ただ出るバイトの数に比べて圧倒的に掛けられる数が少ない…
「これが次の課題か…」
試行錯誤をしていくも、バイトが遠のいて時合いが終了。
とりあえずの結果は出た…
まだまだ釣りたい気持ちはあったものの、家族がいるキャンプ場に戻って家族サービスをしながら過ごし、テントなどを撤収してカミさん子供は先に帰宅、仮眠をはさんだ後に藤四郎のアニキらがいるいつもの休憩場所に向かう。
着いた先には藤四郎のアニキ、広島の山のオヤジさん、今回初めましてな滋賀と大阪からの刺客HさんとIさん。
色んなお話をさせてもらい、それじゃあ行きますか…と夕方を待って出撃。
けど虫よけスプレーをカミさんに渡したままで、夜やるならまだ必要。
加えてタイミング悪くアテンザのDPF再生が始まったので、走らせるついでにそちらを優先してホムセンまで買いに。
今回はビミョーにリズムが悪いけど、それを嘆いたところで仕方ない。
釣る気満々でスポットに入り、ジャークベイトでアプローチ掛けるけど…流れが気に入らないのか?透明度が上がってるからなのか?とにかく食わせられず…
そして、朝に結果が出たこの場所ばかりで釣れても自信には繋がらないので、他の場所でもバイトを出すことができるか確かめていくも…釣れん。
さすがにそこまで簡単にはいかん。
日付が変わって潮も変わり、満潮に近づいてきたタイミングでもう一度確認のため今回の核心場所に入ります。
★ 14日 月曜日
午前1時。
上げがいいとか下げがいいとかはもう分かんなくなって、その瞬間の雰囲気で釣れそうだとかアカンなとかいった感覚。
この感覚は…すぐ釣れそうじゃないけどバイトは出そう。
と、ジャークベイトを投げていく。
バイトが続いていた時と比べて流れが緩くなってるので、その辺も意識しながらアプローチをかける。
1回バイトがあって30分くらい粘っていると…
カカッ
アカメ特有の硬いバイト。
フッキングがまだ上手くいってないけど乗ったわ!!
サイズ的には70~80くらいだろうけど、今回のアカメはどれもかなり引く。
ファイト中「ブツッ」っと嫌な感覚。
やべ、フロントフック外れたかも…
と思った瞬間に思いっきり突っ込まれてバレ…
ジャークベイトのリアフックに装着していた引縄針の13号。
多分、フロントフックが口内付近に掛かってて、リアは口の外のエラの段差?とかに掛かってたのかな?
形状的に弱点があり、フロントフックのサポート的に掛かってたとはいえ、推定70~80クラスでもここまで綺麗に伸ばしていくんすよね。
恐るべしアカメのパワー…
感じ的にまだバイト出そうだったので粘ってると…今度は掛かってくれた!!
存分に引きを楽しんでランディングできた75クラス。
サカナのタナも上がって食わせるのは少し簡単になってた。
夜中だからサカナの動きにも少し変化が出てたのかもしれんね。
もう少し、もう少し検証したい。という気持ちと色んな場所や状況でバイトを出したい…って気持ちで迷った末、他の場所を転々としたものの、他の場所ではバイトが出せずに夜明けを迎えた。
その間、藤四郎のアニキは釣果を伸ばして20本以上釣ってる。
はは、さすが経験が違いますわ。
他の方々も、惜しい感じだったけど釣れずだったと…。
いや、少しだけですが釣っておいてなんですけど、簡単じゃないわマジでこのサカナ…
本日が最終日。
干潮からの上げ始めがどうもクサかったので、最後の確認へとスポットへ入る。
ライトゲームをやっていたアニキも合流し、再び並んで釣り。
アニキはライトゲームタックルで、アタシは使い慣れたジャークベイトタックル。
ここでも掛けられはしないけどきちんとバイトが出せるように。
「藤四郎さん、ここアカン!!掛けれんっすわ! 釣って!」
とバイトが数回あったピンを譲って釣ってもらう。
…はい、ちゃんと掛けるよね~。
なるほど…掛け方はやっぱりそうか…
アカメのあの激しいバイトに惑わされるけど、フッキングも意識してやんないとアカンよなぁ…
と、アタシはバイトは出せたものの掛ける事かなわずで終了、アニキは最終的に2泊3日で25本くらいといい釣りされていました。
今回は今年で一番フィールドの状況が良かったと思います。
が、それでも決して簡単ではなく「解っているか否か」で釣果に雲泥の差が出たと感じています。
アカメ狙いを始めて9年。
エラく遠回りしたけど、ようやくここまで来ました。
もうちょっと、もうちょっとでちゃんとした結果が出てくれそうな気がしている。
今年もあと3ヶ月を切りましたが、今年中に何かの結果を残したいと思っています。
今回メインに使ったタックル。
ロッドはカスタムロッドファクトリー様に仕立ててもらっている、ノースフォークコンポジットのカスタム、MB666-1 SMを7フィートに伸ばしたモデル。
ドラグ4~5キロくらいかけてますがロッドは余裕を持って対応してくれます。
リールは24スコーピオン201XGによつあみPE4号、東亜ストリングのナイロンリーダー60ポンド、リーダー保護に絡み止めパイプを30センチほど被せています。
アカメはバイトでリーダーをズリズリにすることが多く、またバイトが出だしたら集中することもあるので、釣果を伸ばしていくためには手返しの早さが必要で、アタシは例えバイト数が減ったとしてもリーダー保護のパイプは付けるようにしています。
ジャークベイトはマイフェイバリットのエリー115。
今回はサカナのタナが少し深かったのもあって圧倒的にMDが良かったですね。
フックハンガーに負荷がかかりにくいようなフックシステムにしてるのもありますが、耐久性、操作性は良好で、アタシのアカメ狙いでのジャークベイトはしばらくコレでいいかなぁと。
今回はエリーの純粋なダートアクションに食ってくれるというサカナは少数で、ルアーに任せずにアングラー側がきっちりと動かしていくという操作をしないと食ってくれませんでしたので、本当のことをいえば「エリーじゃないとダメだったか?」ですけどね。
どういったジャーキングならどういう風にダートするか?
このジャークでルアーが頭を左右のどちらに向けているのか?
それがエリーは把握しやすい。
また、それくらいは普通にできるくらいじゃないとアカメは自分から食わせにかかれないです。
今回の旅はとても実りあるものとなりました。
が、まだ課題は多く、そして今回とある場所でチェイスがあったサカナ。
とんでもなくデカかったのよ。
あのサイズに相手してもらうのはまだピースが足りない。
まだまだ精進です…