謎のサカナ



今週は子供からもらったっぽいカゼのせい&珍しくシゴト的にも忙しい時期だったために、イマイチやる気のない一週間でしたが、仕事が少しだけ片付いたのと、維持する興味が一切なくなっちゃってる貰った漁船の船検も無事に終わり、カゼが治りかけてきたのもあり、真面目に釣りするのは少しぶり。


夕方18時過ぎからスタートして色々探っていく今回の釣り、少し前に折ってしまったノースフォークコンポジットのスイムベイト用カスタムロッドの代わりに、DEPSのヒュージカスタムジェノマ HG3-65Fを導入しています。

使用感は可もなく不可もなく。コスパ的には良く、レビュー的なことはもう少し使い込んでから書きたいと思っています。


で、反応は全く。

何度も書いてますが、去年まではサイトフィッシングをメインにした感じの釣りを展開していました。

しかし、それで納得できる釣果は得られずで、またそういった釣りが良いのか悪いのかの判断を本場高知で検証した結果、自分としては「あまりいいやり方ではない」との結論に至ってます。


それでもね…確実にいるのが分かってる高知では、そういった釣りをしなくてもメンタル崩壊しないんだけど、トクシマではまず始めに「今投げてるエリアにサカナ自体がいるのかどうか?」というのがあるんですよね。


これは県内で実際にアカメを狙ったことのある人にしか分からない迷いや悩みで、それを手っ取り早く解消するのは「サカナが見えているエリアで釣りをする」となり、今までアタシのような釣りになってしまうという…


今夏はそういった釣りから脱却するために試行錯誤をしていまして、去年までとは少し違った戦略を持ってエリアを選択しています。


今回も2/3は新しい考え方の戦略、残り1/3は去年までの釣りをしながら状況の把握に努めるといった感じ。


去年も暑かったけど夏もかなり暑く、今週は連日気温35度オーバー。

雨も2週間くらいは降ってなく、日が落ちた後でも歩き回ってると汗だくになるくらいの暑さです。


病み上がりの厄年のオッサンがこんだけ歩き回ってるのに応えてくれるサカナはおらんのかい…

釣れそうな状況の気配はなかなかないし、見えても食わなそうなのばかり…


あっという間に時間は23時。

当然トクシマでこのサカナを狙うということは甘いもんではありません。


人生も釣りもなかなか上手くいかんの~とか思いながらウロウロして、気になった明暗をのぞいてみると80くらいのシーバスっぽい影が。


ふーん、ここでシーバスが単発ポジションって珍しいな~。ちょっと細く見えるから謎のサカナではないかな~。

ま、なんでもいいや、打ってみよ。

とアプローチを開始。


本日はS字、ジャークベイトがアカン感じだったので、小型のスイムベイトで様子を見ることに。


1投目…無視

2投目…お、反応したか…アカメの釣り方で反応するシーバスもいてるんやな~

3投目…あ! 食ったやん…へ~シーバスでもちゃんと食ってくるんやな~


そこから少し時間を置いて打ち直した直後「おっ食った!!」

相手は70~80くらいのシーバス、ライトタックルとはいえ、メインはPE4号でドラグ5キロ掛けられるセッティングになってるので、焦ることもなくファイトするも「シーバスなのによく引くしドラグ出してくるな~…」ってエラ洗い見てると「シーバスちゃうやんw」と。


落ち着いてランディング成功。


県内で獲れたの何年ぶり?

去年から通わせてもらってる高知のフィールド、そこでやり取りをさせてもらってる方々のおかげもあって、今まで苦労しまくって釣れたサカナとは少し違い、意外とあっけなく釣れてくれました。


サイズは計ってないけど推定75クラス。

さすがにこのサイズでは足が震えたりはしなくなってますけど、それでも釣れた後の安堵感は他のサカナでは決して味わうことができないモノだと感じています。


あ~ようやく県内で今年1本。

長かったなぁ…


釣れたスイムベイトは「よくこんなので釣るね!!」って言われるかもしれないシグナルのデビルスイマーデッドスロー。


オリジナルのデビルスイマーや、セブンは使いこなせているんだけど、このデッドスローモデルはバス相手には全く使えていませんでした。


が、アカメ相手には、このルアーのある動きが気になってたんですよ。


今年も高知では結構投げてたにも関わらず反応は全然だったのですが、今回は上手くいってくれました。


ノーマルセッティングでアカメ狙うのは間違いなく壊されると思ってたので、対策としてはこんな感じ。


フックハンガーは使わず、タイイングアイにリングをかまし、そこからアシストフックを伸ばすって感じで、フックはフェイバリットの引縄で15号。


このサカナを狙う上で、ルアーうんぬんよりもまずは針と糸を仕上げんとアカンです。


ちなみにこの後も90~メーターないくらいのガラガラ模様のが同じ釣り方で猛チェイスだったけど、けっこう遠距離ってのもあって上手いこと食わせられずで終了でした。


今回の釣りで釣れたのは結果的に今までやってたような釣りで、個人的には進歩がなくあまりいい感じの釣りではありませんでしたが、それでもあの状態のサカナを食わせられたことに対しては嬉しく思いました。


シゴトの気ぜわしさ的に、また頻繁に高知に行けるようになるのは9月くらいになりそうですが、それまでの間は地元で目いっぱい楽しんで、この釣りをやっていく所存でございます。


やっぱりね、やってみたら改めて感じるんだけどね…

このサカナの情報も、例えばバスのように誰もが釣り方を知るようなものでもなく、そしてトクシマでそのサカナを狙うなんてなると、どうしても自分で手探りの釣りを繰り返していく必要があります。


そういった体験は、今の時代ではなかなか経験できないモノだと思ってるんですが、ある意味遠回りを楽しむようなことを心底楽しんでできるか?


アタシはこの釣りをやるようになって本当に良かったと思っています。


まだまだ精進していきますね…