謎のサカナ



高知県から帰ってきて数日、釣りに行きたい欲はとどまることを知らず。

睡眠不足が解消していないけど日没後に少し地元を徘徊です。


今まで何年もやっていたやり方は、主にフィーディングではなさそうなサカナを相手にしている感じの釣りでした。

その戦略を続けていたために釣果の方は全くふるわず、口先だけの釣り師になってました。


数年前から高知のフィールドにお邪魔させてもらってたのは、その辺の戦略が適正なのかどうなのか?をはっきりと確認するためというのがありました。


結果、フィーディング狙いだったりその一歩手前のポジショニングしてる状態のサカナなら普通のアプローチでもどうにか口を使ってくれる可能性がある。という確信にたどり着き、今までアタシがトクシマでやっていた釣りはずいぶんと遠回りしてた可能性すらあるなと。


このサカナを県内でずっと狙ってみると「今そこに本当にいるかどうか?釣りが成立するレベルで魚影があるのか分からない不安」というのに常に付きまとわれます。


県内で狙われている方の多数は、この疑念を払うのにかなりの労力を使われていると思います。

そうなると、どうしてもサカナが見えるエリアやスポットをメインにしてしまう…ということになるのですが、そういった場所での釣りは簡単なモノではありません。


他の釣り人とのバッティングも発生しやすいですし、不必要なトラブルや嫌な思いの懸念も出てきます。

では「100%いると信じられる」高知のフィールドでは、どういった釣りが自分のアングリング的にもベストなのか?というのを確かめるために、今春も足しげく通わせてもらっていたんですね。


たしかに徳島県内と同じような条件のエリアでは地元と全く同じような状態のサカナが見えることが多く、そういったサカナに対して「徳島だから釣れないのか?高知なら釣れるのか?」という検証をしたところ、当たり前ですが高知なら食うとかいうのはなく、やはり「そういった状態のサカナ」というのを狙うのはあまりいいものではなさそうだなと。


となると、バスや他のサカナをルアーで狙う時と同じように「フィーディングやそれに準ずる状態」のサカナを狙う方が答えは圧倒的に出やすいと感じました。


この夜もそういった経験を元に今まで地元でやっていた釣りから徐々に変えていくつもりで回ってました。


が、釣果はもちろんなし…


メータないくらいかな~ってサイズと、それのひと回り小さいのが回遊っぽい動きで入ってきて2投だけアプローチ掛けましたが、一瞬見ただけでスルー。


なるほどなるほど…


やはり今までアタシがやってた条件というのは基本的にフィーディングしに来てる条件ではなさそう。

コイツらがエサ食ってるのは、もしかしたら近くの場所で違う時間帯なのかもねと。

そういったことを再度確認しつつの釣りでした。


釣りしたい欲はまだまだ衰えず…仕事終わりに近所の川へ。


ここは今まで何度も調査に入ってるものの、まともな反応があったことはなく。


しかし、今やってることは今までとは違い、高知で一応釣れた経験に基づいたやり方。


「まぁなかなか釣れんわな…」と30分ほど投げたけど無反応。

こういった改めての積み重ねがいつか活きてくれたら…と自作のビッグペンシルを動かしてると


「ゴボォッ!!!」

えっウソやん!!

マジか…メーターは多分余裕で超えてたぞ…もしかしたら120クラスかも…


今まで地元でやっていた考えではおそらくたどり着けていないだろうサカナで、釣果は残念ながら4バイトのゼロ。

4バイトは、感覚的にメーターオーバー2本、80~90が2本って感じ。知らんけど。


これは今まで地元で遭遇した「明暗ヒラヒラ」みたいな感じではなく、フィーディング、またはそれに準ずるような状態のサカナ。


バイトを得たのは4オンスクラスの自作ビッグペンシルで、しかも、もしかしたらまだ少しの間はそのエリアに居続けてくれるかもって気がしてる。


今回仕留められなかったことに対して、悔しさとかはあまりないです。


今まで8年間?9年間?

とにかく長い時間を経てようやくここまで来たか~。って感じ。


思えばかなりの遠回りをしたと思う。


でもそれは決して無駄ではなかったなぁと感じています。

8?9?年前「こんなところに入ってきてるのか?」って右も左も分からない時に見に来た場所が今回の場所でした。


あの時の自分に言いたい。

「そのまま、感じるがままに進めよ」と。


さぁ、準備は整いました。

まぁアカメのことなんで、一瞬でいなくなる可能性もありますけど笑、あとは流れに身を任せて確実に詰めていくのみ。


本当の意味で「アカメ師」を名乗れるようになるまであと少し。


最後になるかもしれない「青春の釣り」を楽しんできたいと思います。