謎のサカナ



懲りもせずに7月11日の夜~15日までまたまた高知。


今回は全く歯が立たずにボウズ喰らいました。


まず今回の課題1として、前回釣れてくれた10XDの釣り。

これでまたバイトを取って再現性を確かめてみたい。というのがありましたが、結果は完全に沈黙.。


まぁそんなに上手いこといくならここまで苦労はしてません。

これで少し解った?のは、10XDもバスと違って「フィーディング」目的で入ってきてたのが食ってきたのかもと。


マグナムクランクに対してフィーディングで食ってくるってのも凄いけどね。


それで、前回10XDで食ってきたエリアで久しぶりにマグナムトラウト入れてみたんですよ。

10時半というド日中だったけど、流れがいい感じに効いてて濁りも入ってたから、もしかしたらバイトくらいないかな~って軽い気持ち。


多分日本で一番詳しいマグトラのインプレ、自画自賛。


ハードカバーの潮上側で水面から4mくらいのレンジまで沈めてライン張って漂わせてると「ッドッ!!!!!!」って竿ごとひったくられて、グラップラー300HGのフルロックしたドラグ負荷に貧弱なアタシが勝てずに、のされた竿を戻せないままギャギャギャギャーってドラグが出て、最後はFGノットの結束がスッポ抜けるという大失態で完敗…


シングルフック1本のセッティングとはいえ、サカナにルアーを残してしまったこと、海を汚したことに対して本当にごめんなさいです…


アタシ基本的にFGノットのリーダー側を焼きコブ作ってなかったんです。

その理由は、もしお店が近くにない場所でライター忘れたら満足できるノット組めないじゃないですか。


だからプライヤの歯の部分でリーダーをつぶしながら切って最低限の抜け止めとして、それで強度を出せるように…ってしてたんですよね。


しかしこんな話にならん結果になった以上、そういった理想論的な考えは捨ててちゃんとリーダー部分に焼きコブ入れることにしました。


同じこと繰り返してサカナを殺す可能性高めるのはもう勘弁です。


土曜日夕方には知り合いであり、今通わせてもらってる高知のフィールドでの師匠でもある藤四郎さんも現地入り。


そして到着してわずか数時間で120を捕獲…


こっちは現地入りしてから18時間くらい釣りして釣果ナシなのにこの人は…


藤四郎さんに持たせてもらった一枚。アタシの手と顔の大きさ比べてみて。


そしてありがたいことに釣れた状況を細かく教えていただきまして、眠気に負けて寝ようとしていたアタシはなぜかテンションがマックスに。


結局その日は休憩をはさんだものの、起きてから次寝るまで約27時間釣りしました。


40超えたオッサンが徹夜どころか一日以上釣りしてカラダは疲労全開なのに、アタマが眠らせてくれんのよ。


「もっと釣りしたい!! あそこ打ってみたらバイト出るんちゃう?あそこは?あの攻め方は?」って。


アタシのブログを見ていただいてる方はひょっとしたら気づいてたかもしれません。

意識してそう考えないようにしてたんですけど、アタシは「他の人とは違うんだ」っていうプライド?こだわり?的な考えを持って釣りをしていたんですね。


人並み以下の人生しか歩んでない自分が、他の方に対して胸を張って話せることは長年やってる釣りくらいのことしかないのです。


そこで優劣というかプライドみたいな考えに囚われていたのですが、藤四郎さんが釣られた120のアカメの緋色の眼、そしてあの簡単ではなかった状況、一般的なセオリーから外れた攻め方で見事に釣った藤四郎さんの戦略。


知らずのうちに色んなものに縛られていて、いつの間にか胸を張って話すことすらできなくなってた自分の釣りを痛感し「もっと純粋に釣りを楽しまないか?」って自分に問いながら釣りしてたら「釣りってここまで面白かったんだな」って10年以上ぶりに感じちゃいまして。


え~…

今の時代のブログってさ、こんな感じで「自分語り」するところじゃなくなってるのよ。

「ブログで収入を!!」

とか「人気ブロガーになるには!!」

みたいな感じ。


ちょっと言わせて。

レンタルサーバー?独自ドメイン?だし、ワードプレス分からんからナベさんにお願いしてTHE THOR(有料のワードプレス書きやすくなるヤツ) 入れてもらったからね。


なんでこんなことしたかっていうと、過去にアメブロやfimo、はたまた昔はココログでブログ書いてたのよ。


でも無料ブログならではの「息苦しさ」が嫌になって辞めて「完全な自分だけのネットスペースが欲しい」ってわざわざ有料ブログに移行したの。


ママタレブログ?革新的な新作ルアー記事?

ゴメン、興味ないっすよ…という感じ。


うん、たまにSEO対策した記事書いたり、グーグルアドセンス(広告のヤツ)入ってるのは…アレよ、一応アレよ(さーせん)。

でも安心して。

「書いてることがニッチ過ぎて広告収入まだ入ったことないから笑」


だからさ 「好きに書かせろ」っての。


ただね、本当は今通わせてもらってるフィールドの名前やポイント、色んな方の色んな釣り方とか書きたいんだけどね、完全なるアタシのスペースだからこそ責任があって書けないんですよね。


今回藤四郎さんが釣ったサカナも画像で上げたいし、色んなこの場所の景色の画像も上げたい。

「謎のサカナ」とか隠語使いたくないんだけど、最低限の配慮は必要だなと…


魅力あふれるこのサカナを「釣りたい!!」って集まってくる人の中には、一般的なルールやマナーが解ってらっしゃる方だけではないですからね…


ふ~満足。見てくれた方あざますね。


さ、脱線を戻して釣りの話ね。


そんなこんなでざっと指折って確認してみると木曜夜に現着して月曜朝に現地を離れるまで83時間のうち、移動や休憩を含めて釣りに費やした時間は…

計66時間!!

実に滞在中の80%に迫る時間釣りしてました…

寝たのは計10時間ちょいだと思う。


おかげで体は全身が重ったいですよ。

なんか目のクマの部分に違和感があって「あれ、サングラスかけてたっけ?」って思って鏡見たら、クマのところがすっごいくぼんでんの。


そんな感じでカラダはそこまで疲労してるのにね、帰宅した瞬間からもう釣り行きたくなってるのよ。


滞在中、2回だけ見えるタナで泳がせてた自作のS字を食いはしなかったけど「モワーンっ」ってバイト寸前までのがあったんですよ。


1本は80くらいのフツーサイズだったけど、もう1本はリアルでウチワぐらいの尾びれ。

2本とも超速で出てきて反転してった。


これは…自作のルアーに悪い部分があるか、自身の操作が悪そうだなって…


で、ふと自分の操作に気になる点を滞在時間の終わる間際に感じて、残りの時間はずっとそれの検証をしてたんです。


答えは見つからなかったけど、あの時の2本のスピード的に「食う寸前」まではマジでいったと思う。


あとは口開けて吸い込むだけって時に、何かが気に入らなくて食うのを止めたのだとしたら…


その瞬間、俺は何をしてしまってたんだ?もしかしたらアレか?って感じちゃいまして。


その答え合わせは、高知ではなく地元トクシマで検証したいと思っています。


自分の中では釣れなかった今までの時間とは何か違う気がしてるんです。


そして、自分の釣りに合ったサカナは多分地元でも今の時期になればけっこうどこでもいると思う。


だから次に高知を訪れるまでの間に、何かをつかみたいと思っています。


藤四郎さんに見せていただいた自作のS字。

これでアカメ何本釣ったんですか…というくらいの使い込み具合。

メーターオーバー2ケタ余裕でやってるんちゃうかな…

今回の120で引退だそうです。

ボディにクラックが入り、ヒートンは捻られて、ここまで使い込んだルアーはとてもカッコイイ。


自分の自作もいつかこんな風にしてやりたいなぁと。


いやー、しかしここまでアカメってサカナが難しく、魅力的でアングラーとして色んなことを考えさせらるとは思っていませんでした。


四国にはこれほどまでのサカナがいてくれてる。


感謝しかないのです。


今年も盛夏がやってきました。


誇れる一本を目指していきます。